Quantcast
Channel: 京都文化の真髄 »京都を散策
Viewing all articles
Browse latest Browse all 8

今、変化する京都が面白い

$
0
0

京都駅前に大型ショッピングモールが次々に開業して駅前が、
にわかに活気付いてきました。
イオンモール、ヨドバシカメラ、ビッグカメラなどの量販店を迎え撃つ、
伊勢丹デパートや、従来の地下街のショッピングモールも、
新店舗ができるたびに人の流れが変わっているようです。

3月には、京都駅のすぐ近く、元梅小路機関車区があった場所に
水族館がオープンしました。
早速見に行きたかったのですが、混雑を避け、春休みを避け、ゴールデンウィーク
を避け、もういいだろうと、先日、平日を選んで行ってきました。
見通しは甘かった。

平日のはずなのに、どこからこんなに人が、と呆れるほど
入り口には人が集っていました。
周りの芝生に座り込んでいるのは、幼稚園生や小学生たちの遠足組みです。
学校の遠足まで計算に入れていなかったのは大失敗です。
イルカのショーは大変混雑しますので、早めにプール前に行ったほうがいいですよ
という係員のアドバイスに従って、ショータイムの三十分も前に行ったのに
会場はもう、一杯。

私たち五人分の、まとまった席がなく、わかれて座りました。
遠足の子ども達はどうするのかと心配していましたが、
ちゃんと別な団体席が用意されていました。
観覧席の端っこのほうで、ちょっとかわいそうでしたが、
それでも、子ども達は大声援を上げて喜んでいました。
京都駅から徒歩10分ぐらいのこんな近くにこんな楽しい場所が出来て、
大阪や神戸におされ気味の京都にも元気がよみがえった気がします。

もはや、京都は古寺と伝統ばかりの町では有りません。
ショッピングと水族館の町として、新しい観光を発信中です。
町中を一歩奥に入ると、知る人ぞ知ると言っても過言ではない、
とても面白いものが見つかります。
先日、北野天満宮を遊び場所にして育ったという友人と、
勝手知った町内を案内してもらったら、あの有名な、道後温泉の、
千と千尋のモデルになった、道後温泉本館のミニ版みたいな建物の銭湯がありました。
銭湯は廃業し、そのまま、最大限、建物、内装を残して、
喫茶店に生まれ変わっていました。

ドアを押すだけでもワンダーランドです。
内部は、細かい階段が多くて、ウェイトレスは大変だなと思いますが、
ここが男湯と女湯の仕切りの壁だな、とか、
ここに番台が会ったのだなとか、すぐに想像がつきます。
なにより目を引いたのは、細かいタイルで描かれた絵です。
どこもかしこも、びっしりと貼られた色タイルの鮮やかさが見事で
フラッシュを炊いてシャッターを押していたら、フラッシュは止めてくださいと叱られました。
そりゃ、そうだわ。

他のお客さまの迷惑になります。
残念なことに、写真は、店の外も中もたくさん撮ったのに、店名がわかりません。
場所も、友人のお姉さんの家のすぐそばという認識だけです。
誰かに、連れて行ってとせがまれても、道案内も出来ません。
京都には、地元と言うにはあまりにも狭い、
町内会レベルの、ワンダーランドがいっぱい有るのです。
それが、なかなか飽きさせない魅力でしょう。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 8

Trending Articles